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2016年2月5日金曜日

【企業研究】 株式会社フジテレビジョン CM収入動向(2015.1~12、スポットCMのみ業種別)


株式会社フジテレビジョン

CM収入動向 タイム・スポット収入動向
CM収入動向 スポット収入・業種別動向

収入とは、一般企業の売上にあたります。



信濃注:
用語解説、タイムCM(ネットタイム、ローカルタイム)、スポットCM
日本テレビ、日テレ広告ガイド テレビCM実践編 > テレビCMの種類
テレビCMの種類って?
タイムCMとは?・タイムCMの料金はどう決まるの?
スポットCMとは?・スポットCMの放送枠
スポットCMのメリットは?・料金はどう決まるの?

・テレビCMには大きく分けて、「タイムCM」、「スポットCM」の2種類があります。
…タイムCMとスポットCMは、それぞれ全く異なるセールス方法で販売されており、クライアントが求める狙いも異なります。

・タイムCMとは 
…タイムとは、個別の番組を提供し、その番組に含まれるCM枠内で放送する広告です。
…タイムCMのセールスの最小単位は30秒で、期間は2クール(6ヶ月)が基本です。(局により条件が異なる、信濃)
…ネットタイム ・・・ 全国(日本テレビ+日本テレビ系列各局)で同時に放送されるCM
…ローカルタイム ・・・ 関東ローカル(日本テレビの放送エリア)のみで放送されるCM
 
・スポットCMとは
…スポットとは、番組とは関係せずに指定の時間に放送する広告です。
…お好みの季節に、お好みの期間で、お好みの量を、お好みのゾーン(曜日・時間帯)で流すことができます。
…タイムとは違い、購入できる期間は自由に設定できますので、例えばある商品のキャンペーン期間中のみ購入しCMを放送することが可能です。

(信濃注、以上)
 
 
 
 
 
引用資料

株式会社フジ・メディア・ホールディングス
トップページ > 株主・投資家情報 >
決算短信 / 決算説明資料・説明会 / 有価証券報告書

2015/11/04 2015年度 第2四半期 決算説明会 配布資料
2015/07/30 2015年度 第1四半期 決算説明資料
2015/05/19 2014年度 決算説明会配布資料





以下、引用資料まとめ

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フジテレビさんの売上高(収入)の内訳

売上高(収入)の内訳(単位 億円)
※2015.10-12: 2015年度第3四半期
※2014.10-12: 2014年度第3四半期
※2015.4-12: 2015年度第1四半期~第3四半期の累計
※2014.4-12: 2014年度第1四半期~第3四半期の累計



・放送収入が売上高全体の大部分を占める(放送収入とはCMによる収入)
…直近の2015年4~12月累計で、売上高合計の7割以上
 (2015年度第1四半期~第3四半期の累計)

・CM収入の分類
…タイムCMによる収入(ネットタイム、ローカルタイム)
…スポットCMによる収入


 
フジテレビ 売上高・営業費用内訳 (単位 億円)
 第3四半期9ヶ月累計
2015年2014年増減率2015年2014年増減率
10月~12月10月~12月[%]4月~12月4月~12月[%]
放送事業収入631.00670.41-5.9 1,866.371,981.48-5.8
放送収入545.19590.18-7.6 1,616.181,743.69-7.3
その他放送事業収入85.8080.227.0 250.19237.785.2
その他事業収入80.68103.91-22.3 311.60362.63-14.1
売上高合計711.68774.32-8.1 2,177.982,344.11-7.1
放送事業原価416.05440.71-5.6 1,296.091,335.54-3.0
その他事業原価58.8677.35-23.9 256.89300.86-14.6
販売費・一般管理費197.38207.91-5.1 595.77619.16-3.8
営業利益39.3848.34-18.5 29.2188.53-67.0



※比較用
「1959年の開局以来、初の赤字になった」という2015年度上期(2015年4~9月)
フジテレビ 売上高・営業費用内訳 (単位 億円)
 上期
2015年2014年増減率
4月~9月4月~9月[%]
放送事業収入1,235.371,311.06-5.8
放送収入1,070.981,153.50-7.2
その他放送事業収入164.38157.554.3
その他事業収入230.92258.72-10.7
売上高合計1,466.291,569.78-6.6
放送事業原価880.04894.83-1.7
その他事業原価198.02223.51-11.4
販売費・一般管理費398.38411.25-3.1
営業利益-10.1640.18-





CM収入動向 タイム・スポット収入動向

タイム・スポット収入(単位 億円)
※スポットCM、タイムCM(ローカルタイム、ネットタイム)の売上(収入)の合計が「放送収入」にあたる
 
 
 
・スポットCMとネットタイムCMが収入の柱

・ネットタイムCMは通年で安定
…番組提供スポンサーからの収入は、特に安定していると言える

・スポットCMは多少の季節変動あり
…スポットCMの狙いに「期間限定の商品アピール」的な部分があるため、仕方のないことか?

・スポットCMは業種別動向のデータあり(個別企業のデータなし)
・タイムCMは業種別動向のデータなし(個別企業のデータもなし)



タイム・スポット収入 (単位 億円)
 2015年度 第3四半期2015年度 9ヶ月累計
2015年前年比2015年前年比
10月~12月[%]4月~12月[%]
ネットタイム227.28-13.1 724.10-10.0
ローカルタイム36.32-8.3 105.73-7.5
スポット281.58-2.6 786.34-4.6
放送収入合計545.19-7.6 1,616.18-7.3

タイム・スポット収入 (単位 億円)
 2015年度 第2四半期
2015年前年比
7月~9月[%]
ネットタイム256.28-4.5
ローカルタイム35.89-9.1
スポット229.16-6.7
放送収入合計521.34-5.8

タイム・スポット収入 (単位 億円)
 2015年度 第1四半期
2015年前年比
4月~6月[%]
ネットタイム240.53-12.4
ローカルタイム33.51-5.0
スポット275.59-5.0
放送収入合計549.64-8.4

タイム・スポット収入 (単位 億円)
 2014年度 第4四半期
2015年前年比
1月~3月[%]
ネットタイム259.12-6.7
ローカルタイム37.653.8
スポット270.73-2.1
放送収入合計567.51-3.9





CM収入動向 スポット収入・業種別動向

スポット収入・業種別動向(スポット収入全体に占める割合、単位 %)



トップ3の動向

・通信業界、化粧品・トイレタリー業界が通年でトップ3
…CM収入の土台と言える

・飲料業界(非アルコール飲料)は4~9月の夏場にトップ3ランクイン
…夏場暑いときは飲み物が飲みたい

・食品業界は10~12月にトップ3ランクイン
…食欲の秋、鍋物の冬に向けて食材アピールでしょうか?
…年末年始商戦のアピールでしょうか?
…ちなみに、食品業界は4~6月のスポットCMも比較的多い。こちらはGW狙いでしょうか?

・外食・サービス業界は1~3月にトップ3ランクイン
…卒業・新入学・就職シーズンで記念の外食が増えるからでしょうか?



スポット収入業種別動向 トップ10
2015年10月~12月 ※管理ベース (単位 億円)
業種シェア前年シェア前年比
化粧品・トイレタリー15.7%16.1%
▲6.0%
通信10.9%12.8%
▲17.5%
食品9.7%9.2%
1.8%
医薬品・医療用品7.6%6.4%
14.0%
事務・精密・光学機器7.0%5.2%
30.0%
非アルコール飲料6.3%5.5%
11.0%
流通・小売業6.1%4.7%
25.6%
エンタテイメント5.6%5.5%
▲2.6%
外食・各種サービス5.1%6.1%
▲18.8%
衣料・身回品・雑貨5.0%5.3%
▲8.9%

スポット収入業種別動向 トップ10
2015年7月~9月 ※管理ベース (単位 億円)
業種シェア前年シェア前年比
通信16.9%13.6%
18.5%
化粧品・トイレタリー14.2%14.2%
▲4.9%
非アルコール飲料8.3%7.6%
3.9%
エンタテイメント7.7%7.1%
2.3%
食品7.5%7.1%
1.0%
外食・各種サービス6.6%6.1%
2.9%
自動車・関連品6.6%9.0%
▲30.6%
医薬品・医療用品5.8%5.0%
10.7%
金融・保険4.6%5.0%
▲12.9%
事務・精密・光学機器4.4%5.1%
▲17.6%

スポット収入業種別動向 トップ10
2015年4月~6月 ※管理ベース (単位 億円)
業種シェア前年シェア前年比
化粧品・トイレタリー19.2%17.7%
1.4%
通信10.7%11.9%
▲15.3%
非アルコール飲料10.3%10.9%
▲11.5%
食品9.6%8.3%
7.2%
外食・各種サービス6.5%4.8%
24.7%
エンタテイメント5.3%5.1%
▲2.9%
金融・保険5.2%6.1%
▲20.8%
自動車・関連品5.0%5.3%
▲12.2%
医薬品・医療用品4.7%3.5%
24.6%
衣料・身回品・雑貨4.4%4.9%
▲16.2%

スポット収入業種別動向 トップ10
2015年1月~3月 ※管理ベース (単位 億円)
業種シェア前年シェア前年比
通信15.8%14.5%
6.1%
外食・各種サービス11.6%9.7%
15.7%
化粧品・トイレタリー11.3%10.1%
8.9%
自動車・関連品8.0%8.2%
▲5.4%
食品6.3%6.2%
▲1.1%
エンタテイメント6.2%8.6%
▲29.9%
金融・保険6.1%5.6%
5.4%
非アルコール飲料5.8%6.1%
▲7.0%
交通・レジャー・観光4.9%2.9%
65.7%
医薬品・医療用品4.6%4.1%
9.4%





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改訂履歴
※2016.2.5、解説追記、「CM収入動向 タイム・スポット収入動向」欄
※2016.2.5、解説追記、「CM収入動向 スポット収入・業種別動向」欄

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